最後に笑うのは誰だ 前編
こんばんは~ (*´-`*)
日曜のインテに向けて色々準備も終わりましたヽ( 'ω' )ノ

とりあえず今日は早めに寝ないと明日も仕事で、すでに仕事中睡魔と闘っているのでまだお話書けそうになくて(´・ω・`;)

先週SNSでアップしてBDリクを持ってきました~

リクが狼陛下の天下一武闘会でしたのでこんな感じになりました!

本物夫婦設定で、チョイ役オリキャラでます!色々捏造してますがよろしければ。



 夏の暑さが徐々に厳しくなってくる頃、官吏達は暑さに倒れる者、だらけている者等ちらほらと見られるようになっていた。
 中々捗らない政務に黎翔のイライラも溜まっていく。

「李順、最近皆だらけ過ぎだろう。確かに暑いが、鍛え方が足りないと思わないか?」

 黎翔は苛立ちを含んだ声で呟くと、ばさりと書簡を投げるように置き立ち上がる。

「書簡は大事に扱って下さいよ! 休憩には未だ早いですから座って下さいよ。まあそうですね、最近真面目に政務に励んでいるのは柳 方淵位ですからね。これから少し政務の合間に鍛えてみましょうか」

 李順は静かにため息を吐く。確かに最近の官吏の様子は李順にも目に余るものがある。
 鍛えてどうにかなるかは分からないが、このままでは良くないことは明白だった。

「ああ、これでは夕鈴と過ごす時間が削られていくばかりだからな」

 黎翔はため息混じりに呟くと、突然何かを思いついたようでニヤリと笑みを浮かべる。

「李順、いい事を思いついたぞ」

 李順は嫌な予感がしたが、黎翔の話を聞いてみることにした――



 数週間後。黎翔と夕鈴は武闘場に設けられた国王夫妻席に座っていた。

「わー凄いですね! 武闘会だなんてこれ優勝したら何か出るんですか?」
「それはみんなには内緒にしてるんだ。だからいろんな噂が飛び交ってたよ。一つだけ願いを叶えてくれるとか、賞金が出るとか。その方が夢を見れていいだろう?」

 キラキラと目を輝かせる夕鈴に、顔が緩む黎翔。

「陛下! 人払いしているって言っても気を抜かないでくださいよ! 声は聞こえなくても姿は見えてるんですからね!」

 それを見ていた李順は目くじらを立てて注意するが、聞く耳持たない陛下はただ夕鈴を愛でていた。

「陛下っ! ここは外で沢山人がいますからっ」
「我が妃はつれないな。いつでも君を愛でていたいのにその気持ちを汲み取ってもらえないとは」

 夕鈴が陛下にたじたじになっている頃。
 控えの間では出場者がそれぞれ歓談していた。

「優勝したら賞金が出るって噂は本当か?」
「いやいや、一つだけ願いを叶えてくれるって話もあったぞ! どっちにしてもやる気が出るな」

 そんな会話が飛び交う部屋の隅の方に、覆面の小柄な男が座り込み少し距離をとって髪をひとつに束ねた大男が立っていた。
 二人はお互い目を合わせる事もなく、ただ淡々と会話をする。

「いや、あの李順さんがそんなに出すわけねーよな」
「まあ李順さんだしな。それより隠密がこんな公共の場に出ても良いのか?」
「だって陛下が覆面で出ろっていうんだからしょーがねーじゃん!」

 覆面で目元しか見えないが、小柄な男はケラケラと笑い楽しそうだ。

「あの方らしいよな。わざわざお前とは別のブロックにしてあるし、対戦させる気満々だな。まあ、決勝でお前と戦えるのを楽しみにしてるさ」
「俺も軍人さんと殺れるの楽しみにしてっし」

 その瞬間覆面の男の見せた殺気に、大男も瞬時に雰囲気が変わる。

「今殺気を感じたんだが……刃物、殺しは駄目なルールは分かってるよな?」
「もちろん。そろそろ始まるみてーだし、決勝でな」

 苦笑しながら釘をさすと、瞬時に穏やかになり二人は静かに離れ歩き出した。
 それを少し離れた場所から見ていた軍部から参加者は、お互いに顔を見合わせて囁きあう。

「なあ、今のあそこの二人は別格な雰囲気を醸し出してなかったか?」
「あの大男は軍部の徐 克右。陛下と渡り合える数少ない男だろ? 当たりたくはないな。それよりあの覆面は何者だ? 全く隙を見せなかったぞ。只者じゃないな」


 簡易に作られた武闘会の会場では、観客が開始を今か今かと待っていた。
 
 闘場に将軍が現れると、会場は一気に騒然とする。

「これより武闘会を始める! まずは陛下からの一言を心して聞くように」

 将軍が声高に叫ぶと、ざわついていた会場が瞬時にに静まり返った。
 その中で、黎翔は立ち上がり声を上げた。

「皆日頃の鍛錬の成果を発揮し、私と妃を楽しませてくれ期待している」

 黎翔はそれだけ告げると、将軍に視線を向け二人は頷き合う。

「ではルールを説明する! 今回は一部、二部に別れ勝ち抜き戦とする。武器は使っても良いが刃物は禁止。場外、失神は負けとみなす! もちろん殺しは禁止だ! 以上!!」
「まずは一部の第一試合は慶木とコウ。両名場上へ!」

 将軍が闘場から降りると同時に、司会の者が二人を呼んだ。
 左右から覆面の男と軍部の若手の男が現れ、会場は大いに盛り上がる。

「なんだお前素手か? 武器は持たなくて良いのか? まあどちらにしても私は手加減しないぞ」
「それはどーも」

 場上で二人は向き合うと、慶木は小柄な体に素手で上がったコウを舐め切った様子で話しかける。
 コウは一言だけ返しニヤリと笑うと同時に、開始の鐘が鳴らされた。
 慶木が棍で打ち込んだ次の瞬間。コウは華麗に避けると瞬時に懐に入り、棍を持つ手を跳ね上げる。
 そのまま体の回転力を乗せた連続の打撃に慶木はなす術もなく、気付けば場外に落ちていた。

「勝者コウ!!」

 会場が静まり返り誰もが一言も発せずにいると、勝者の名前を叫ばれ会場中に歓声が上がる。
 
 するとコウは慶木の元へと歩み寄った。

「立てるか? 一応手加減はしたつもりだけどさ。お前は人を見かけで判断しすぎだよ、舐めてかかるから隙だらけだったぜ! もっと将軍に鍛えてもらいなよ」

 言い返す言葉もない慶木はただ素直に手を借りる事もなく、痛む体を抱えながら自力で立ち上がる。

「これからもっと鍛錬して、次はお前に勝つからな!」
「そーこなくっちゃおもしろくねーよな」

 コウは悔しそうに背中を向けた慶木を見送ると、次の対戦相手を待ちそこからの試合も順調に勝ち上がって行った。

つづく
スポンサーサイト
Secret
(非公開コメント受付中)

 


カテゴリ
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示