貴方の愛に溺れたい
おはようございます (*´-`*)

ちょっと他の書いててまだ更新できそうにないので、少し前にSNSでアップした白友さんのBDリクのお話を転載します。

リクが原作寄りの甘ーいお話しが読みたいな~wもちろん裏付き。←という事だったので、本誌からの妄想で書いていました!


そしてお話に悩んでお題使用。
お題に合わせて変えてます

君が望むなら何度でも/熱にうかされて吐き出したもの/思わず触れてしまいそうになった

本物夫婦設定です





 長い回廊を走り抜け慌てて後宮に戻ると、寝台に横になった夕鈴と驚き振り向いた張元がいた。

「妃の容体は?」
「ただの風邪でしょうな。炎波の姫様達も国に戻られて、気が抜けるかと思えばやけに頑張られてましたな。その疲れが出たんでしょう。2.3日安静にしておれば良くなりましょう」

 黎翔は苦しそうな顔で眠る夕鈴の頬を撫でる。

「熱いな……早く下がればいいが」

 夕鈴の体温の高さに驚き、心配していると後ろから声をかけられた。

「陛下。心配なのは分かりますが、政務の途中で出て行かれては困ります。最低限の事をしてからにして下さいよ。お妃様が元気になられたら叱られますよ」
「そうですぞ。暫くは目を覚まさないでしょうから、お妃様はわしらに任せて先に政務を片付けてきても問題ないと思われますぞ」

 二人の言葉に黎翔は溜息を吐き、諦めたように立ち上がり王宮へと戻っていった――

「妃の様子はどうだ?」

 最低限の政務を終え後宮に戻ると、相変わらず苦しそうな夕鈴がいた。

「余りよろしくありません。意識が戻らない為薬湯も与えられず困っていた所です。薬湯さえ飲めれば、後は安静にしていれば良くなると思われますが……」
「分かった。私が飲ませよう。何かあれば呼ぶので人払いを」
「御意」

 拱手して出て行く張元を横目で見ながら、夕鈴を抱き起こすと苦い薬湯を口に含み少しずつ与えていく。
 眉間に皺を寄せた夕鈴が、突然一筋の涙を零した。薄っすらと目を開け呟く。

「陛下……私もっと頑張りますから、その人の所に行かないで……」
「夕鈴……」

 顔を覗き込むと、目を閉じ眠っている。

「今のは夕鈴が熱におかされて吐きだしたものか……」

 残りの薬湯も飲ませると、夕鈴を抱きしめ寝台に横になる。気がつけば寝ていたようで、目を開け視線を向けるとかなり顔色の良くなった夕鈴が暑いのか衿を開く。
 すると谷間が覗き、思わず触れてしまいそうになった。

「夕鈴、今は目の毒だよ」

 そっと衿を直し掛け布を掛け直すと再び眠りについた。

 朝になるとすっかり熱の下がった様子の夕鈴に一安心し、侍女に任せて政務に向かう。

「お妃様のご容体は如何ですか?」

 執務室に二人になるなり李順に聞かれ少し驚く。

「私でも心配くらいしますよ。人をなんだと思ってるんですか!」
「ああ。朝は熱も下がっているようだったから、帰る頃には目覚めているだろう」

 驚く黎翔に李順が不平を述べると、フッと笑い答えた。

「とりあえず、今日はここまでは片付けてくださいよ。その後は好きにしていいですから」

 そう言って置かれた書簡の山は何時もに比べるとかなり低かった。

「今日はやけに優しいな。そんなに夕鈴が心配か?」
「そんな事言ってる暇があったら手を動かしてくださいよ!」

 今日は李順の言葉に甘える事にして、目の前の山を崩し始めた。

「夕鈴っ!!」

「調子はどうだ? 我が妃よ」
「陛下お帰りなさいませ。大分良くなりました」

 後宮に戻ると夕鈴は寝台に座っていた。にこやかに見守る侍女達に人払いを命じると、夕鈴の側に腰掛ける。

「君が倒れたって聞いて、心臓が止まるかと思ったよ。最近無理しすぎたんだね。暫くゆっくり休んでね」
「もう大分良くなりましたから、明日からお妃教育を頑張りますね」

 ニコリと笑顔で告げるが、中々首を縦に振らない夕鈴にそっと口付けた。

「ん……陛下……」

 潤んだ瞳に上気した頬。 理性が飛びそうになるが、まだ熱が下がったばかりの夕鈴に手は出せない。

「君が望むなら何度でもしてあげたいとは思ってるけど、その願いは聞き入れられないな。何をそんなに焦ってるの? 何度も言うけど君以外の妃を娶るつもりは無いから安心して?」
「へっ?」

 目を丸くする夕鈴が可愛くて、思わず抱きしめた。

「夕鈴顔に出すぎだよ。それに熱にうかされて寝言で言ってたよ」
「だって……私は何も知らなくて、早く陛下の隣を恥じる事なく歩けるようになりたい……でも、その前に教養も美しさも備わった方が妃になるかもしれない。偶にそんな 不安が頭をよぎって」

 じわじわと夕鈴の瞳からは涙が溢れてきて、頬を濡らし始める。

「不安になる必要はないのにね。それならこれから毎日私の愛を伝え続けよう。今日はここまで」

 そう言うと涙を拭い、長く唇を重ねた――
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ジャンル : 小説・文学

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