ひみつの生徒会23
こんばんは~ (*´-`*)
今日も更新の時間がやってきました!

今回の二人からの一言。



煤竹さここんばんは、煤竹さこです(ฅ'ω'ฅ)
私の担当の小説は今回で最後です。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
少しでも楽しんでいただければ幸いです。


ふさふさこんばんは、ふさふさです。
挿し絵もラストになりました。
絵は描く気が無かったのに描くことになって大変でしたが、いい経験に……なってたらいいな。
小説は気が向いたら書いて花愛に投げるかもしれません\(^o^)/



と、言うことです。ではどうぞ~(*´-`*)


*現パロ *オリキャラ有 *年齢操作有

珀 黎翔 (高3 生徒会長兼理事長)
汀 夕鈴 (新入生 会計)
李順 (生徒会顧問)
柳 方淵 (高2 副会長)
氾 水月 (高2 書記)
明玉 (新入生 夕鈴幼馴染)
几鍔 (高2)
青慎 (小6)
王 (夕鈴担任)
金 (英語の先生)
マスター (喫茶店のマスター)


第二十三回 「ずっとそばで……」

 目が覚めると、自分のベッドにいた。いつどうやって帰ってきたかも記憶にないが、きっと夢だったのだろう。
 起き上がろうとすると、手首に痛みが走る。手首を見ると、丁寧に包帯が巻かれていた。

「夢じゃ……ない……?」

 混乱した頭でそばに置いてある目覚まし時計を確認すると、針は八時を示している。外の暗さから考えても今は夜の八時だろう。
 夕鈴は自分が制服のままベッドに横になっていたことに気付き、考えを巡らせる。

「確か、今日は……」

 職員室に忍び込んで、金に見つかって空き教室にロープで縛られ、黎翔に電話して助けてもらって……。その後どうなったか思い出せない。

「うーん……。何だか大切なことを忘れてる気がするんだけど……」

 頭を抱えて思い出そうと唸ってみたが一向に思い出せる気配はなく、諦めて一階へと下りた。


「姉さん! もう大丈夫なの!?」

 一階へ下りると心配そうに青慎が駆け寄ってくる。

「うん。大丈夫よ」

 夕鈴が笑顔で答えると安堵のため息を吐く青慎。

「黎翔さんが姉さんを連れてきてくれた時は心臓が止まるかと思ったよ。姉さんは気絶してるし、手首に包帯は巻かれてるしで」
「珀先輩が?」

 黎翔の名前を聞いて何か思い出せそうな気がしたが思い出せず歯がゆい思いをする。

「そういえば、青慎はもうご飯食べたの?」
「ううん。姉さんが心配だったからまだ食べてないよ」

 いつもより遅くなってしまったが、青慎と共に食事を済ませお風呂に入る。
 包帯を濡らさないように気をつけながら体を洗い、湯船へと浸かる。手首の包帯を見ていると、頭の中に保健室の映像が浮かび、黎翔が包帯を巻いてくれたことを思い出す。

夕鈴入浴中

「珀先輩が……何か言っていたような……」

 包帯を巻いてくれた後、何か大事なことを言われた気がするのだが、そこはやはり思い出せなかった。
 お風呂から出て部屋に戻った後そのままベッドに倒れこみ、泥のように眠った。


 翌朝、夕鈴は悩んでいた。ついいつものくせでお弁当を二つ作ってしまったが、持って行くかどうか……。

「別れたんだし、お弁当を持っていくなんておかしいわよね……。でも、一人で全部は食べられないし……」

 しばし悩んだ後、お弁当を二つかばんに入れて学校へと向かった。
(今日だけお弁当を渡しましょ。だってもったいないもの。明日からはまた自分のお弁当だけ作ればいいわ)

 学校に着き、窓を見てみるが今日はあの怪しい用務員の姿はなかった。
 三時限目に予定していた英語の授業は自習と王に伝えられた。
 自習を喜ぶ生徒達を尻目に、真実を知っている夕鈴は複雑な思いだった。金は懲戒免職となり、もうこの学校には姿を現さないだろう。
 そして、また新しい英語教師が雇われ、金が学校を辞めたことが告げられるのだろう。

「夕鈴! 夕鈴ったら!」

 明玉に声をかけられハッと我に返る。

「ごめん、考え事してたわ。どうかしたの?」

 夕鈴が問いかけると、明玉は声を潜めて話しだす。

「実はさ、何人かの生徒が退学になったらしいんだよね」

 その言葉にドキリとする。昨日用務員が李順に渡していた『不正をしていた生徒のリスト』。あのリストに名のあったものが退学処分を受けたのだろう。
 明玉は情報網が広く、昨日の今日でもうそんな情報を聞きつけている事に素直に感心した。


 昼休憩になり、いつものようにお弁当を二つ持って屋上へと上がる。
 ドアを開けると生暖かい風が吹き、強い日差しが夕鈴を差す。いつもの場所へと赴くと、黎翔が笑顔で夕鈴を待っていた。

「やあ、夕鈴。昨日はお疲れ様」

 笑顔に胸をドキドキさせながら、夕鈴はお弁当を差し出して言った。

「あの、珀先輩。いつものくせでお弁当二つ作ってしまったので食べてくれませんか? 明日からは作ってきませんので」

 その言葉に黎翔は驚いたように目をぱちくりさせる。

「えっと……夕鈴、昨日言ったこと覚えてる?」
「いえ……。珀先輩に包帯を巻いていただいたところまでは覚えているのですが……」

 シュンとした夕鈴に黎翔が優しく微笑みかけて見つめた。

「じゃあ、もう一度言うよ。夕鈴、私と付き合ってくれ。今度は、本物の恋人として」

 黎翔の言葉に心臓がバクバクと痛いほど激しく脈打つ。嬉しさで涙が溢れ、視界を滲ませていく。潤んだ瞳で黎翔を見つめ直し、夕鈴は力強く頷いた。
 思えば、出会った日から夕鈴は黎翔に惹かれていたのかもしれない。学園祭で感じたもやもやの正体は――嫉妬。
 嬉しくて何度も黎翔の言葉を噛みしめて、涙がどんどん溢れてくる。

「夕鈴、何があっても私がそばで君を守るから。もう別れるなんて言わないでくれ」
「……はい!」

 黎翔は夕鈴の涙を指で拭い取ると、優しく口付ける。愛を確かめ合うように、何度も口付けを交わした。
 二人の荒い吐息が屋上に溶けていき、黎翔はそっと夕鈴に囁いた。

「夕鈴の瞳、真っ赤で本当にうさぎみたいだ――」
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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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