2016/07/04 Mon 00:00
ひみつの生徒会7
こんばんは〜(o^^o)
今日からまたお話の方更新していきますのでよろしくお願いします!
今回は話:ふさふさ、挿絵:煤竹 さこでお送りします(*^o^*)
今回の二人からの一言。
こんばんは、ふさふさです。
挿絵は赤ペン先生に直されまくり&ペン入れしてもらったお陰で前よりは……!
小説は挿絵もあって時間がかかったので、ストックが少なくなった原因は私でした。すみませんm(_ _)m
あまり止めないように頑張ります、はい。
こんばんは、煤竹さこです。
今回の挿絵は気合を入れて頑張りました。
気合を入れすぎた為に、ペン入れで力尽き、色塗りでも力尽きといつもより時間がかかってしまいました……。
パース何それ美味しいの?なのでおかしいところも多々あるかと思いますが、見逃していただけると嬉しいです(*'v'*)
と、言うことです。ではどうぞ~(*´-`*)
*現パロ *オリキャラ有 *年齢操作有
珀 黎翔 (高3 生徒会長兼理事長)
汀 夕鈴 (新入生 会計)
李順 (生徒会顧問)
柳 方淵 (高2 副会長)
氾 水月 (高2 書記)
明玉 (新入生 夕鈴幼馴染)
几鍔 (高2)
青慎 (小6)
王 (夕鈴担任)
マスター (喫茶店のマスター)
第七回 「報われる人、報われない人」
放課後になり、一気に教室が賑やかになる。
かばんに教科書等を詰め込みながら、明玉の様子をうかがっていた。
明日から一緒にお昼を食べれない事を伝えづらく、放課後になってしまった。
「明玉……ごめんね。明日からお昼を一緒に食べれなくなっちゃったの」
「えっ、もしかして珀先輩と? 色々大変そうだけど、私は応援してるから頑張ってね! 私は別の子と食べるから大丈夫よ」
明玉にあっさりと承諾されてしまったが、それでも罪悪感にかられ夕鈴が申し訳なさそうな顔をしていると、笑顔で「かわりに氾先輩か柳先輩の写真を撮ってきてね」なんて言われてつい了承してしまった。
柳先輩は無理として、氾先輩なら頼めば撮らせて貰えるだろうかと考えながら、明玉と別れて生徒会室へと向かった。
生徒会室の前で一旦深呼吸してからドアを開けると、すでに方淵が机に向かって仕事をしていた。
黎翔と水月の姿は見えず、まずは方淵に謝罪しようと室内に足を踏み入れる。
「あの、柳先輩……二日も顔を出さなくてすみませんでした!」
ぺこりと頭を下げるが、室内にはペンを走らせる音が響くだけだった。
「……お前が来ない間に水月も来ずで仕事が溜まっている。口を開く暇があったらさっさと仕事しろ……。お前の仕事ぶりだけは認めている」
夕鈴がはっと顔を上げると、相変わらずこちらを見ようともせず方淵は仕事をしているが、仕事だけでも認めてくれた事に嬉しくなって満面の笑みを浮かべる。
「はい! 頑張ります!!」
張り切って椅子に座り、筆記用具等を準備して仕事を始める。
「言っておくが、お前を気に入らない事に変わりは無いからな」
機嫌よく仕事をしていて、その後方淵に言われた事は右から左へ抜けていった。
その後、黎翔と水月も生徒会室へ顔を出し、約束の写真を頼む暇無く消える水月。
黎翔とは方淵の目もあり、仕事の話を少ししただけで終わってしまった。
「ただいまー」
「姉さんおかえり」
夕鈴が玄関で靴を脱いでいると、部屋から青慎の声がする。
部屋をそっと覗いてみると勉強中の様で、机に向かう青慎の姿があった。
「勉強中だったのね。それじゃ、私は着替えてから夕食を作ってくるわ」
「あ、姉さん。几鍔さんにお礼を言った?」
夕鈴が一度部屋に行こうと歩き出そうとした時、青慎に声をかけられピタリと止まり、几鍔にお礼…? と首を傾げる。
「なんで几鍔にお礼を言うの?」
全く心当たりもなく、青慎に尋ねてみる。
「やっぱり覚えてないんだ。一昨日、几鍔さんが姉さんのかばんを持って来てくれたんだよ」
青慎に言われ一昨日と言えば、几鍔にかばんを投げつけて……そのまま帰って来た事を思い出す。
「そうだったのね……」
明日几鍔にお礼を言わないと……。あの時の事を思い出し肩を落としてため息をついた。
――次の日
夕鈴はお弁当を作りながら、黎翔の顔を思い浮かべていた。
時々子犬の様な顔をする黎翔。
鼻歌を歌いながら犬おにぎりを作る事にした。

登校中に几鍔がいないかと、辺りをきょろきょろと見回しながら歩いていると、道の先に見慣れた背中が見えた。
「几鍔!」
「なんだよ……」
急いで駆け寄り声を掛けると、不機嫌そうな几鍔が振り返る。
「あ、ありがと……かばん届けてくれて。後、悪かったわね……!」
夕鈴は視線を逸らしたまま言って、チラリと様子をうかがうと、動揺を隠せない様子の几鍔。
「あ、ああ……それはいいんだけどよ。お前、あの生徒会長と付き合ってるってマジなのか?」
「そんなのあんたに関係ないでしょ!! じゃあねっ」
夕鈴が用は済んだとばかりに駆け出し、「マジだったのか……?」と呟き立ち尽くす几鍔の姿があった。
勢い良く教室のドアを開き、夕鈴に視線が集中するが、それには構わず明玉に向かっていく。
「おはよう。明玉、ちょっと聞いてよ! 几鍔まで珀先輩との事聞いてくるのよ? 放っといて欲しいわ!」
興奮冷めやらぬまま言い募る夕鈴。
「夕鈴おはよう。ちょっと落ち着いてよ。几鍔は夕鈴の事が心配なんじゃないの?」
何とか落ち着かせようと頑張る明玉に「アイツが心配なんて……!!」と露骨に嫌な表情を浮かべる夕鈴。
「几鍔さんも報われないわね……」
憤っている夕鈴の耳には届かず。明玉の呟きは喧騒に紛れて消えていった――
今日からまたお話の方更新していきますのでよろしくお願いします!
今回は話:ふさふさ、挿絵:煤竹 さこでお送りします(*^o^*)
今回の二人からの一言。

挿絵は赤ペン先生に直されまくり&ペン入れしてもらったお陰で前よりは……!
小説は挿絵もあって時間がかかったので、ストックが少なくなった原因は私でした。すみませんm(_ _)m
あまり止めないように頑張ります、はい。

今回の挿絵は気合を入れて頑張りました。
気合を入れすぎた為に、ペン入れで力尽き、色塗りでも力尽きといつもより時間がかかってしまいました……。
パース何それ美味しいの?なのでおかしいところも多々あるかと思いますが、見逃していただけると嬉しいです(*'v'*)
と、言うことです。ではどうぞ~(*´-`*)
*現パロ *オリキャラ有 *年齢操作有
珀 黎翔 (高3 生徒会長兼理事長)
汀 夕鈴 (新入生 会計)
李順 (生徒会顧問)
柳 方淵 (高2 副会長)
氾 水月 (高2 書記)
明玉 (新入生 夕鈴幼馴染)
几鍔 (高2)
青慎 (小6)
王 (夕鈴担任)
マスター (喫茶店のマスター)
第七回 「報われる人、報われない人」
放課後になり、一気に教室が賑やかになる。
かばんに教科書等を詰め込みながら、明玉の様子をうかがっていた。
明日から一緒にお昼を食べれない事を伝えづらく、放課後になってしまった。
「明玉……ごめんね。明日からお昼を一緒に食べれなくなっちゃったの」
「えっ、もしかして珀先輩と? 色々大変そうだけど、私は応援してるから頑張ってね! 私は別の子と食べるから大丈夫よ」
明玉にあっさりと承諾されてしまったが、それでも罪悪感にかられ夕鈴が申し訳なさそうな顔をしていると、笑顔で「かわりに氾先輩か柳先輩の写真を撮ってきてね」なんて言われてつい了承してしまった。
柳先輩は無理として、氾先輩なら頼めば撮らせて貰えるだろうかと考えながら、明玉と別れて生徒会室へと向かった。
生徒会室の前で一旦深呼吸してからドアを開けると、すでに方淵が机に向かって仕事をしていた。
黎翔と水月の姿は見えず、まずは方淵に謝罪しようと室内に足を踏み入れる。
「あの、柳先輩……二日も顔を出さなくてすみませんでした!」
ぺこりと頭を下げるが、室内にはペンを走らせる音が響くだけだった。
「……お前が来ない間に水月も来ずで仕事が溜まっている。口を開く暇があったらさっさと仕事しろ……。お前の仕事ぶりだけは認めている」
夕鈴がはっと顔を上げると、相変わらずこちらを見ようともせず方淵は仕事をしているが、仕事だけでも認めてくれた事に嬉しくなって満面の笑みを浮かべる。
「はい! 頑張ります!!」
張り切って椅子に座り、筆記用具等を準備して仕事を始める。
「言っておくが、お前を気に入らない事に変わりは無いからな」
機嫌よく仕事をしていて、その後方淵に言われた事は右から左へ抜けていった。
その後、黎翔と水月も生徒会室へ顔を出し、約束の写真を頼む暇無く消える水月。
黎翔とは方淵の目もあり、仕事の話を少ししただけで終わってしまった。
「ただいまー」
「姉さんおかえり」
夕鈴が玄関で靴を脱いでいると、部屋から青慎の声がする。
部屋をそっと覗いてみると勉強中の様で、机に向かう青慎の姿があった。
「勉強中だったのね。それじゃ、私は着替えてから夕食を作ってくるわ」
「あ、姉さん。几鍔さんにお礼を言った?」
夕鈴が一度部屋に行こうと歩き出そうとした時、青慎に声をかけられピタリと止まり、几鍔にお礼…? と首を傾げる。
「なんで几鍔にお礼を言うの?」
全く心当たりもなく、青慎に尋ねてみる。
「やっぱり覚えてないんだ。一昨日、几鍔さんが姉さんのかばんを持って来てくれたんだよ」
青慎に言われ一昨日と言えば、几鍔にかばんを投げつけて……そのまま帰って来た事を思い出す。
「そうだったのね……」
明日几鍔にお礼を言わないと……。あの時の事を思い出し肩を落としてため息をついた。
――次の日
夕鈴はお弁当を作りながら、黎翔の顔を思い浮かべていた。
時々子犬の様な顔をする黎翔。
鼻歌を歌いながら犬おにぎりを作る事にした。

登校中に几鍔がいないかと、辺りをきょろきょろと見回しながら歩いていると、道の先に見慣れた背中が見えた。
「几鍔!」
「なんだよ……」
急いで駆け寄り声を掛けると、不機嫌そうな几鍔が振り返る。
「あ、ありがと……かばん届けてくれて。後、悪かったわね……!」
夕鈴は視線を逸らしたまま言って、チラリと様子をうかがうと、動揺を隠せない様子の几鍔。
「あ、ああ……それはいいんだけどよ。お前、あの生徒会長と付き合ってるってマジなのか?」
「そんなのあんたに関係ないでしょ!! じゃあねっ」
夕鈴が用は済んだとばかりに駆け出し、「マジだったのか……?」と呟き立ち尽くす几鍔の姿があった。
勢い良く教室のドアを開き、夕鈴に視線が集中するが、それには構わず明玉に向かっていく。
「おはよう。明玉、ちょっと聞いてよ! 几鍔まで珀先輩との事聞いてくるのよ? 放っといて欲しいわ!」
興奮冷めやらぬまま言い募る夕鈴。
「夕鈴おはよう。ちょっと落ち着いてよ。几鍔は夕鈴の事が心配なんじゃないの?」
何とか落ち着かせようと頑張る明玉に「アイツが心配なんて……!!」と露骨に嫌な表情を浮かべる夕鈴。
「几鍔さんも報われないわね……」
憤っている夕鈴の耳には届かず。明玉の呟きは喧騒に紛れて消えていった――
スポンサーサイト