ひみつの生徒会5
今日は煤竹 さこのお話回です (*´-`*)
挿絵は私が担当しています!赤ペン先生に直されながら描きましたよ(ノω<;)
挿絵の順番変えましたけど、これだと挿絵と話が同時に回ってくるっていう大変なことになりました\(^o^)/

描けそうにない時は変わってもらったり、協力してやっていきたいと思います(*^^*)

今回の煤竹 さこからの一言



こんばんは、煤竹さこです(ฅ'ω'ฅ)
今回から私の挿絵は花愛が描くことになりました。
実は、今回の話はなかなか筆が進まず、結構難産だったりしましたが
こうして無事に公開出来て良かったです(´ω`)-3 ホッ
どうも私が書くと展開が亀になってしまうので、展開を進めるのは花愛と
ふさふさに任せようと思います(笑)




と、言うことです~
ではどうぞ (*´-`*)

現パロ *オリキャラ有 *年齢操作有

珀 黎翔 (高3 生徒会長兼理事長)
汀 夕鈴 (新入生 会計)
李順 (生徒会顧問)
柳 方淵 (高2 副会長)
氾 水月 (高2 書記)
明玉 (新入生 夕鈴幼馴染)
几鍔 (高2)
青慎 (小6)
王 (夕鈴担任)
マスター (喫茶店のマスター)

第五回 「熱に浮かされて」

 黎翔が教室まで迎えに来た日から、靴が隠されていたり、物がなくなったりといったお決まりの嫌がらせが始まった。夕鈴が生徒会に入ったことを良く思わない者の嫌がらせだろうことはすぐに推測できた。
 しかし、こうも嫌がらせが続くと気分が滅入ってしまう。それでなくともバイトに生徒会、家事にとてんてこ舞いの日々を送っているというのに。
 生徒会の仕事はそんなに難しいものではなかったが、方淵から敵意を向けられながらの仕事は気まずくて仕方ない。相も変わらず水月は知らぬ間に姿を消してしまうし。


「はぁ……」

 放課後、人もまばらな教室内で夕鈴は深いため息を吐き机に突っ伏した。何もやる気が起きない。
 その様子を見ていた明玉が心配そうにそばに寄ってくる。

「夕鈴、大丈夫?」
「ええ……」

 夕鈴は少しだけ頭を持ち上げ、明玉を見やる。その顔は誰から見ても大丈夫ではなさそうだ。だが、このまま机に突っ伏してるわけにもいかず、無理やり体を起こす。

「生徒会、行かなきゃね」

 夕鈴は立ち上がると、まだ何か言いたそうな明玉を遮るように別れを告げ生徒会室へと向かった。
 廊下に人はおらず、無人の廊下に窓から入る光が大きな影を作っていた。生徒会室は教室とは別の階にある為、階段へと歩を進める。

「おい!」

 突然背後から声をかけられ振り返るとそこには几鍔がいた。今はとても几鍔の相手をしている気分ではない。
 几鍔を無視するように向き直して歩き出した夕鈴の背後から再び声がかけられる。

「お前、嫌がらせ受けてるだろ」
「っ! あんたには関係ないでしょ!」

 その言葉にカッとなって振り向きざまに几鍔を睨み付ける。それでも几鍔は言葉を続ける。

「生徒会長がお前の教室まで迎えに来たのが原因なんじゃねーのか?」
「そんなわけないわ!」

 確かに、黎翔が迎えに来た日から始まった嫌がらせではあるが、それは自分が至らないせいだ。決して黎翔のせいではない。
 次第にかばんを持つ手に力が入る。
 再び几鍔が口を開こうとした瞬間、夕鈴は顔に向かってかばんを投げつけた。

「あんたなんて嫌いよ! もう話しかけて来ないで!」

 呆然と立ち尽くす几鍔を置いて、走り出した夕鈴。
 そんな二人の様子を物陰から見ていた人物がいることを二人は気付いていなかった。


 そのまま生徒会室へ行く気にはなれず、一旦トイレで顔を洗う。鏡を見ると少し目が赤くなっていた。泣いてしまったことがバレてしまうだろうか。
 こんな顔のまま行けばまた方淵に何か言われるだろう。『これだから女は……』そんな言葉が容易に想像出来た。
 結局、その日は生徒会に顔を出すことなく家に帰った。
(明日みんなに謝らなくっちゃ……)


 翌朝、目覚ましが鳴るより早く目が覚めた。重い体を引きずるようにして台所に立つ。

「姉さんおはよう」
「おはよう、青慎」

 青慎の声に振り返り挨拶を返す夕鈴の顔は赤らんでおり、足元もおぼつかない。

「姉さん、ちょっとこっち来て!」

 少し強引に夕鈴をリビングへと連れてくると額に手を当てる。体が重かったのは熱があった為であろうか。

「熱があるから、今日は学校休んでね」

 今日は生徒会のみんなに謝るつもりでいたので、学校を休むわけにはいかなかったが、心配してくれている青慎の言うことを無視するわけにもいかず渋々学校を休むことにした。
 いつの間にこんなに頼もしくなったのだろうか、青慎はてきぱきと準備を進め、夕鈴をベッドに寝かしつける。

「それじゃあ、僕は学校に行ってくるね。姉さんはちゃんと寝てなきゃダメだよ」

 ベッドの中から青慎を見送り、一人残された部屋で昔を思い出し涙した。


 優しい声、額に伸びる優しい手。氷枕の心地良さ。うさぎリンゴの味。
 遠い昔のもう決して感じることが出来ない母の温もり。全てが懐かしい。

 病気になると心細くなるのはなぜだろうか。夕鈴は母の思い出に胸を締め付けられながらボーっと天井を見つめていたが、眠気が襲ってきてそのまま意識を手放した。


 夕鈴の額に冷たい感触があり、目を開けるとそこには黎翔の姿があった。

「あ、起こしちゃった?」

 黎翔は目が合うとニッコリと微笑み、頭を撫でる。
(どうして珀先輩が私の部屋に……? そっか、これは夢ね)
 罪悪感から夢にまで出てきたのだろうかとぼんやりした頭で考える。

「まだ熱あるみたいだから、もう少し寝てた方がいいよ」

 その声は優しく、まるで子守唄のようで心地良い。再び睡魔に襲われ眠りにつく。

にっこり会長




 再び目を覚ますと、熱が下がったのか少し体が楽になっていた。
 玄関からドアの開閉音が聞こえ、部屋のドアが開かれる。

「ただいま。熱はどう?」

 走って帰ってきたのか青慎は肩で息をしながら夕鈴に声をかける。

「おかえり。青慎のおかげで少し楽になったわ。ありがとう」

 青慎にお礼を言って微笑むと、安心したのか青慎もニッコリと笑った。
(明日こそは、みんなに謝らなくちゃ――)
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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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(非公開コメント受付中)

わーい✋珀センパーイ登場☆

夕鈴の妄想(*^^*) ? それとも 逮捕寸前行動( ̄▽ ̄)?
そそる2択だわ(#^.^#)
タイフーンです(≧∇≦)様
コメントありがとうございます(o^^o)

珀先輩出てきましたね〜(*^^*)
逮捕寸前行動!どっちでしょう?
私最初読んだ時不法侵入かと思いました\(^o^)/


 


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