ひみつの生徒会3
こんばんは~ (*´-`*)
今日は3話目の更新。私のターンです!今日の挿絵は煤竹 さこ(妹)です。
目次のバナーも妹作になってますのでそちらも見ていただけると喜びますヽ( 'ω' )ノ 
早く会長との絡みが書きたい今日この頃(*´-`*)

隙間時間に他の更新頑張ろうと思ったんですが、コラボを挿絵付きにした為かなり亀更新になりそうです(´・ω・`;)


*現パロ *オリキャラ有 *年齢操作有

珀 黎翔 (高3 生徒会長兼理事長)
汀 夕鈴 (新入生 会計)
李順 (生徒会顧問)
柳 方淵 (高2 副会長)
氾 水月 (高2 書記)
明玉 (新入生 夕鈴幼馴染)
几鍔 (高2)
青慎 (小6)
王 (夕鈴担任)
マスター (喫茶店のマスター)


第三回 「優しさの形」

 うららかな春の日差しが降り注ぐ窓際の席で、夕鈴は机に突っ伏していた。

「夕鈴何してるの? もう放課後よ。バイトの時間じゃない?」

 明玉の声に顔を上げると、心配そうな顔で覗き込まれていた。

「それが……生徒会で会計することになってね。バイトどうしようって思ってさ……」
「えっ夕鈴生徒会に入るの? いいなぁ~。 どこか分からないところある? ここが分からないんです、教えてください珀先輩。私が手取り足取り教えてあげよう。そして二人はそのまま……いいわぁ~」

 明玉は両手を胸の前で組み、祈るような格好で目を瞑り妄想の世界に入っていった。
(もう、本気で困ってるのに明玉ったら!)
冷ややかな視線を向け、ため息を吐く。

「ねえ、会計ってそんなに忙しいの? バイトを土日だけにすれば掛け持ちできるんじゃないの?」

 再び突っ伏している夕鈴に明玉が声をかける。その言葉に驚きで目を見張る。

「そっか! そうよね、気付かなかったわ! ありがとう早速マスターに相談してみるわ」

 夕鈴は明玉に抱きつき、軽い足取りで教室を出て行った。明玉はそんな夕鈴を呆気にとられた顔で見送った。


「こんにちは~」

 喫茶店の裏口から元気に飛び込むと、コーヒーの良い香りが充満している。マスターが自慢のブレンドコーヒーを淹れているところだった。

「夕鈴さん、今日も元気でいいね。そろそろお客さんが増えてくる時間だからよろしくね」
「はい、すぐ着替えてきますね」

 笑顔で告げるマスターに返事をして、急いでエプロンをつけてお店に出た。

 忙しく働き少し客足の落ち着いてきた頃、時計に目を向けると針は十九時半を指していた。
(後三十分でバイト終わりね。帰りにマスターに相談しなきゃ)
 カララーンとドアベルがなり、「いらっしゃいませ~」と営業スマイルで振り返ると几鍔が立っていた。

ひみつの生徒会3 挿絵

「うげっ!  何でここにあんたがいるのよ!! 他にお店たくさんあるでしょ」
「相変わらず可愛くねーな。俺は客だぞ!」

 思わずバイト中なことも忘れ、嫌な顔でまくしたてる夕鈴にマスターが苦渋の表情で嗜める。

「夕鈴さん。何があったのか知らないけど、お客様だしこの雰囲気を楽しみに来ているお客様に迷惑だからね」
「すみません……」

 しょんぼりと肩を落とし、したり顔の几鍔を睨みながら席に案内した。


 バイトが終わり、マスターに声をかける。

「マスターすみません、ちょっとよろしいですか?」
「いいですよ、何かあったかな?」

 中々バイトを減らしたいと言い出しにくく、少しの間悩んだ後、意を決して口を開いた。

「すみません。実は生徒会に入る事になりまして、土日だけのバイトに変更して頂けませんか?」
「へえ、生徒会にね。いいよいいよ、忙しいのは土日だからそこで入ってもらえるなら問題ないから。生徒会頑張ってね」

 平日でもそれなりに忙しいのに、優しいマスターの言葉に嬉しくなり思わず抱きついた。

「ありがとうございます! マスター大好き」
「ハハハ。娘ももう成人したし、大好きとか言ってくれないから嬉しいねぇ」

 ニコニコするマスターに挨拶をし、喫茶店を出ると几鍔が立っていた。

「几鍔そんなとこで何してるのよ! 早く帰りなさいよ」

 横をすり抜けて帰ろうとすると、後ろをついてくる几鍔。

「ちょっと付いてこないでよ!」
「家が同じ方向なんだからしょうがねえだろ! その位我慢しろよ」

 思わず走って逃げようとすると、小石に躓きこけそうになり、腕を掴まれた。

「夜なのに走ったらあぶねーだろ、暗いし待っててやったのに」
「う……ありがと。でももうこれからバイト土日だけだから送ってくれなくても大丈夫よ」

 プイッと視線をそらし歩き出そうとすると掴まれた腕に力が込められる。

「バイトを土日って何があったのか?」
「別に生徒会に入ったから平日は忙しくなっただけよ」

 心配する様子の几鍔に驚きつつ、そう告げると几鍔は「そうか……」と呟き手を離した。何か考えているような様子の几鍔に夕鈴は何も言えなくなりお互い無言のまま家路につく。


――次の日
 茶色いポニーテールを揺らしながら、夕鈴は走っていた。

「なんで今日は目覚ましが鳴らないのよ」

 ゼイゼイ息を切らせて教室の扉を開けるとHRが始まっていて、一斉に視線が集まる。

「汀 夕鈴! 入学早々遅刻とはいい度胸だな。欠席にするところだったぞ」
「すいません……」

 みんなの前で王の叱責を受け、夕鈴は小さくなりながら自分の席に着いた。


 終礼後のまだざわつく教室で一人机に突っ伏していた。

「夕鈴大丈夫? 何だか 疲れてるわね。まあしょうがないか、今日は散々だったもんね」
「うん……今日はきっと厄日なのね」

 朝は遅刻して筆記具も忘れ、体育の時間には逃げた方向にボールが飛んできて頭に当たりお昼は目の前で一番安いお弁当が売り切れていた。

 急に教室が黄色い声で騒がしくなり、何事かと目を向けるとそこには生徒会長が立っていた――

「汀 夕鈴さん迎えに来たよ」

 爽やかな笑顔で声をかける黎翔。一斉に女子からの攻撃的な視線を受け、引きつった顔で暫く動けずにいた。
(神様。私は何か悪いことをしましたか?)
スポンサーサイト

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

Secret
(非公開コメント受付中)

またまた参上( ̄^ ̄)ゞ
夕鈴さんたら悪いことしたのかな‥クスッ
視線が刺さるね d( ̄  ̄) グッラック!
タイフーンです(≧∇≦)様
こんばんは~コメントありがとうございます (*´-`*)

何をしたんでしょうね~( 艸`*)ププッ

また遊びに来てくださいね~♪
 


カテゴリ
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示