ひみつの生徒会1
6話貯まりましたので今日から1話ずつアップしていこうと思います (*´-`*)
姉妹コラボで、姉のふさふさ、妹の煤竹さこ、私の順番でリレー形式で行きますのでお付き合い頂ければ幸いです。

本日は姉のふさふさが文、私が挿絵で行きます!
挿絵の中の花びらはpixivの素材お借りしました~。(私やっと素材の使い方覚えました (*´-`*))

その前にふさふさから一言。



初めまして、ついでに巻き込まれたふさふさです。
十数年ぶりに書いた上に、狼陛下の花嫁は一度しか読んでいないのでおかしいところがあっても見逃してください。



と、言うことです。ではどうぞ~ (*´-`*)

*現パロ *オリキャラ有 *年齢操作有

珀 黎翔 (高3 生徒会長)
汀 夕鈴 (新入生)
李順 (生徒会顧問)
柳 方淵 (高2 副会長)
氾 水月 (高2 書記)
明玉 (新入生 夕鈴幼馴染)
几鍔 (高2)
青慎 (小6)
王 (夕鈴担任)


第一回 「先生のやる気を探しています」

 白陽学園の入学式。
 桜が咲き誇る中、初々しい新入生が校門を通って行く。
 その中にポニーテールを揺らし、夕鈴が歩きながら大きな学校だなと校舎を見上げていると、小石につまずいて危うく転びそうになる。
 何とか体勢を立て直し、周りの様子をうかがうが誰も見ていない様でほっと胸を撫で下ろしていた。

「誰にも見られてないよね? それにしても、転げなくて良かった。制服が汚れちゃう所だったわ」

 一人呟き桜が舞い落ちる中、クラス分けの確認へと向かう。その様子を見ている人がいる事には気付かずに……


風に舞う花びらと夕鈴





 クラスの確認後、賑やかな教室の前でプレートを見上げ、合っているのを確認して扉を開ける。

「おはよう、夕鈴!」

 教室に入るとすぐに声を掛けられ、そちらに視線を向けると友人の明玉が手を振っていた。
 すでにほとんどのクラスメイトが来ているようで、同じ中学校同士なのかグループが出来ていたりする。

「おはよう。明玉も同じクラスね!」

 明玉の隣の机に荷物を置き、二人手を取りあって喜んでいた。教室の中はざわざわとしており、特に二人が注目される事もなかった。

「うん、イケメンはいるかしら? 噂では生徒会にイケメンが揃ってるらしいわよ? 入学式が楽しみだわー」

 胸の前で手を合わせ明玉が目を輝かせていると、ガラリと扉を開ける音と共に教師が入ってくる。喧騒としていた教室が静かになり、みんなの視線が一斉に教師に注目する。

「このクラスの担任になった王だ。これから入学式が始まるんで、みんな体育館に移動しろ」

 出欠は取らないのかと首を傾げていると、他にも疑問に思った人がいたようで「出欠は取らないんですか?」と手を挙げて質問している。

「あー、そうだな。教室から出る前に名前を言っていけ。勝手に出て行く奴は欠席にするからな」

 やる気がなさそうに王は出席簿を振り、生徒に並ぶように指示していた。この先生は大丈夫かと、明玉と顔を見合わせて出欠の列に並ぶ事にした。



 体育館の中には椅子が並び、すでに座っている保護者と教師達。その中に恐らく噂の生徒会だろう生徒の姿も見える。
 大人しく夕鈴と明玉は椅子に座り、入学式の開始を待つ。 
 その間に全クラスが集まったようで、時間通りに入学式が始まった。
 校長の挨拶から始まり、生徒会の紹介で壇上に上がった二人に女子生徒の熱い視線が集中する。
 生徒会長と副会長の挨拶も滞りなく終わり、書記は病欠で欠席していると教師から伝えられた。
――実は病欠と言う名のサボりなのは一部の人しか知らない。

「噂通り二人共イケメンね。私は副会長の柳先輩がいいわ。書記の先輩が見れなかったのは残念だけど、病欠なら仕方ないわよね。それで夕鈴はどう?」

「私は……生徒会長の珀先輩? 柳先輩は気難しそうな感じだし」

 生徒会の紹介が終わり、小声で話をしながらチラリと生徒会のメンバーに視線を送る。生徒会長が夕鈴を見ている事に本人は気付いていなかった――



「そんじゃ、自己紹介だな。出席番号順でいいか」

 入学式後。教室に戻った生徒を見回し、相変わらずやる気のなさそうな王が出席簿を片手にそう言い、一番から指名していく。
「恋人募集中でーす」なんて言う人も居たりで、それなりに盛り上がっていた。
 
「汀 夕鈴です。恋人じゃなく、友達を募集してます。よろしくお願いします!」

 勢いよく頭を下げると、ポニーテールが揺れる。
 その後の自己紹介で、趣味はイケメンウォッチングです! と堂々と言い放つ明玉に、生暖かい視線を向ける。
 自己紹介後は連絡事項を聞き初日は終了となった。



「私はお母さんと帰るけど、夕鈴はどうする?」

「父さんもいないし、私は一人で帰るわ。バイトする予定の喫茶店にも寄る予定だしね」

 そんな会話をして明玉と別れ、保護者や友人同士で帰っている人の中を歩いていると、「夕鈴じゃねぇか」と後ろから声を掛けられ振り返る。

「うげっ! なんか用?」

 夕鈴は嫌そうな顔を隠しもせず、何を言われるかと身構える。

「うげっはねぇだろ! うげっは! 可愛くねーよな」

 やれやれと肩をすくめる几鍔に、フンッとそっぽを向く夕鈴。
 このままではいつまで経っても喫茶店に行けないと、ジト目で几鍔の方に向き直る。

「私はバイト先に行く予定なんだから、邪魔しないでくれる?」
「俺がついて行ってや――」
「お断りよ!」

 言い終わる前に遮り、足を踏み鳴らすように喫茶店に向かって歩いて行った。
 几鍔はまだ何か言いたそうな顔をして、遠ざかっていく夕鈴を見送っていた――
スポンサーサイト

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

Secret
(非公開コメント受付中)

 


カテゴリ
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示