君を8
もう少し早く書く予定がなかなか時間がなくて、書く書く詐欺になってました^^;
今日は買い物に行って暇を見つけては書き書き、車の中でも書き書きスマホ中毒って言われながら書きました\(^o^)/

そしてこの間、素敵な裏を読ませてもらい、私こういう風には書けないな〜って裏書くのやめようかなって思って。
かまってちゃんのようなコメントを入れてしまい、訂正しようとして更に酷くなるという事がありました(>_<)
思うだけでまた書くんですけどね!sさんごめんなさい(こんなとこに書いてもなんですがね)



黎翔 社長24歳
夕鈴(偽婚約者になりました)20歳
李順 秘書27歳
克右 運転手兼ボディガード30歳
浩大 スパイ兼ボディガード26歳
張元 珀家お抱え主治医
秋香 珀家家政婦さん
青慎17歳(夕鈴弟)
柳 義広53歳 常務
柳 経倬24歳 常務の長男(離島に隔離中)
氾 史晴43歳 本部長
氾 紅珠 17歳



「ごきげんよう」

浩大との話も終わり、秋香さんと庭に出ると突然現れた美少女。

「黎翔様はご在宅かしら」
「主はまだ会社ですが、何か御用でしょうか?」

秋香は夕鈴の前に出て答える。

「そう……そちらの方が婚約者様?」
美少女に見つめられ、身を固くするとにこりと微笑まれた。

「私は黎翔様の会社の本部長をやっております氾史晴の娘、紅珠と申します。どうぞお見知りおき下さいませ」

本物のお嬢様の優雅な挨拶につい見惚れてしまう。と、秋香に小声で呼ばれ我に帰る。

「私は黎翔の婚約者で、汀夕鈴と申します。よろしくお願いしますね」
教えられた優雅な笑顔で返し、ほっと胸をなで下ろす。

(危なかった……。今秋香さんが声かけてくれなかったら、挨拶から失敗するとこだったわ)

「私婚約者さんとお会いできましたら、お話したいことがありましたの。これからお茶でもしませんこと」

「はい、喜んで」
この美少女のお誘いを断れる人が居るのかと問いたい位、自然に返事をしていた。
チラリと秋香を見ると苦笑され、良くなかったかと反省するが後の祭りだった。

「すぐにお茶の用意をしますから、家の中へどうぞ」





「夕鈴様は黎翔様のどんなところがお好きですか?」
「黎翔は優しすぎるくらい優しくて、私が辛い時も仕事が忙しくても側にいてくれて。そんな優しい黎翔が好き……です」

興味津々な様子の紅珠に内心困りながらも答えるが、黎翔の好きな人の事が頭をよぎり悲しくなってくる。

「そうですの。私も初めてお会いした時に緊張する私にお優しく声をかけて下さって、可愛いって言われましたの。魅力的に成長したらお嫁さんにしてくださる約束だったのに、婚約されて悲しかったですわ」

頬を染めて話す紅珠は可愛くて、悲しそうな顔は守ってあげたくなる。

(黎翔さんったらこんなに可愛い紅珠にもいい顔して、べつにすきな人がいるのね。女の敵よ)

だんだん腹が立ってくるのを悟られないように、その後はとにかくボロを出さないように会話をして見送りに出た。

「夕鈴様。本日は楽しい時間を過ごせましたわ。それと私はまだ諦めたわけではありません、負けませんわ」
そう言って紅珠は笑顔で帰って行った。


「秋香さん。黎翔さんはすごい女たらしなんですね!」
「え……確かにもてますけど女たらしではないと思いますが?」

秋香は驚き慌てた様子でフォローしている。
(秋花さんはご主人様の事悪く言えないわよね)
秋香に哀れみの視線を向ける。

「私今は黎翔さんに会いたくありませんので、今日は早く休みます。もし部屋に来たら伝言をお願いしますね。女たらし!しばらく顔も見たくありません。とお伝えください」



あれから3日が経つが、黎翔さんを避け続けて会っていない。

「婚約者ちゃん、そろそろ会ってあげれば?社長イライラして当り散らして困ってるぜ」

たまに様子を見に来る浩大にそう言われると、悪い気がしてくるけどタイミングを逃して中々素直に会えない自分がいた。

「どうしよう……明日は青慎も来るし、演技しないといけないけど会ってもないし」

困っていると、ノックが聞こえ秋花の声がする。

「夕鈴様、李順さんがいらっしゃいました。何かお話があるとのことです」
「はい、今行きます」
(李順さんがわざわざどうしたのかしら?)
珍しいなと思いながら案内された部屋に入った。

「夕鈴さん!あなたは偽の婚約者の仕事を放り出して何してるんですか!!おかげで社長もイライラして仕事の進みは悪いし、困っているんですよ!」

部屋に入るなり李順から怒声を浴び萎縮する。

「ごめんなさい。気にはなってたんですけど……」
「これじゃ明日の弟さんの家庭教師は中止になりますよ。でも反省してるなら社長には早く帰ってもらいますので、きちんと話をしてくださいね」

李順に責められ反省して、自分の気持ちには蓋をしプロにならないとと心に決める。



「夕鈴ただいま。まだ怒ってる?」
帰るなり顔色を伺ってくる黎翔に罪悪感が湧いてくる。

「おかえりなさい。ごめんなさい、私が私情を挟んでしまって」
「私の方こそごめん、何か誤解させるような事してしまったみたいで。私には夕鈴だけだよ」
黎翔に抱き寄せられ、耳元で囁かれるとまた本気にしてしまいそうになる。

「反省してこれからはプロになろうと思いますので、よろしくお願いします。黎翔さんは女たらしでも、もう気にしないようにしますね」

精一杯の笑顔で告げると、黎翔は肩を落としているように見える。

「どうしたんですか?好きな人と何かありました?」
不思議に思い、つい質問してしまう。

「夕鈴!私の気持ち分かってくれたのか?」
嬉しそうに言う黎翔を見て思う。
(そんなに好きな人がいる事を私に知って欲しかったのね)
そして同時に悲しくなったが、プロになると決めたのは自分だと、心を押し殺した。
つづく
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テーマ : 二次創作:小説
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