夢見る石榴石2
夢見る石榴石の続きが書けたのでアップしにきました(*^o^*)
半寝で仕事してたらネタが降ってきまして^^;

最近ちょっとある企画でアップ出来ないお話書いたり、絵も描かせてもらうことになりデジ絵とか全く描いたこともないのでその練習とで中々更新ができず。
カウンターを見て申し訳なく思ってました。

昨日はアイビスで絵を清書はしたけど色ぬりが分からなくて、投げ出してこれ書き書きしてました\(^o^)/
ちょっと長くなってきたので一回切って次回はいつになるかな?ですが。
原作のままのところはサラリと書いたつもりです。よければどうぞ



「――ん、――りん、夕鈴」

また、私を呼ぶ陛下の声がする――。
でも、目を開けると姿はない。

よく見ると、見たことのない部屋に寝ていた。

「ここはどこ?」
見知らぬ部屋を出て、長い回廊を歩いて見る。

「あ、あっちに明かりがついてる」
まるで吸い寄せられるようにその部屋に近づいていくと、聞こえてくる話し声。

「王宮の準備は着々と進んでおります。蘭瑶様はどうぞしばしご辛抱を」
「そう……では韋良からの連絡を待つとしましょう。私達は陛下の味方と言い続けて王都に戻れる日を待つわ……そして私の宝物、晏流公が玉座に座るのを協力してくれる人達を集めて……」

(これは何?晏流公って陛下の弟よね……これが王位争いっていうもの?)

大変な事を聞いてしまい、そっとその場を離れようとするとよろけて壁にぶつかってしまう。

「誰だっ!!」
襖が勢いよく開く。





気がつけば見慣れた自分の部屋の天井が見える。

「夢か……」
体がじっとりと汗をかいていて、気持ちが悪い。起きようとすると、手に石榴石が握られていた。

「今度は何を見せてくれたの?何が言いたかったの……」

掌に乗せた石榴石に話しかけても、答えてくれるはずもなく。
(今回の夢はたまたまかもしれないわね。今日も忙しくなるから、頑張らないと陛下が待っててって言って下さったし!)

自分に気合を入れ、何時ものように家事に仕事に忙しく過ごす日々の中、いつしか夢のことは頭から消えていった――。


いつも通りご飯の支度をしていると、突然の周宰相の訪問に驚く。

王宮の勢力争いに巻き込まれないように、一時的に身を隠すようにとの事で夢を思い出す。
(あの夢も気になるし、何とか陛下の弟にも会えないかしら)

「それなら壬州の荷長官のところに。お願いします」


壬州に行って直ぐ、荷長官に協力してもらい晏流公のお屋敷に潜入する事に成功する。

「夕花、そこが終わったらこっちもね」
「はいっ」
(私、今完璧な使用人ね!)

毎日使用人として忙しく働き、庭の掃除をしていると植え込みの方から微かに音が聞こえた。

「何かいるの?」
近付いて覗いて見ると、男の子が小さくなってうずくまっていた。
目が合い微笑むと笑顔を返され、その可愛さに青慎の小さい時を思い出す。
「そこで何してるの?」
「かくれんぼ。みんなには黙っていて」

誰かは分からないけど、このままにしていていいのか考えていると声が聞こえてきた。

「晏流公ー」

複数人の晏流行を呼ぶ声に、思わず夕鈴も一緒に屈み込み隠れる。
(晏流公って確か陛下の弟さんの名前よね。この子を探してるみたいだし、陛下の弟さん!?)

「晏流公?何で隠れてるんですか?」
とりあえず小声で聞いてみると、晏流公は少し暗い顔になりポツリポツリと、話し始めた。

「母上は勉強勉強で、剣の練習はしなくてもいいって言われて……させてくれないから」
「では晏流公は、どうして剣の練習をしたいと思われたんですか?」
「兄上のお役に立ちたいのです」
そう力強く答える姿を見ると、本当に陛下が好きなんだろうなと思う。

「それならこんなこそこそ隠れたりせず、蘭瑶様にちゃんと自分の気持ちを話したほうがいいですよ。自分で変えようと動かずにこそこそ隠れるのは小さな子のする事です!一回言って駄目でも何度でも言い続けましょう!!一緒に出て行って、先ずは謝りましょうね」
もじもじする晏流公を促し、声のする方に歩き出した。

「晏流公!何処に隠れていたのです。勉強の時間ですよ温老師がお待ちよ」
怒る蘭瑶に中々言い出せない晏流公。
夕鈴はそっと晏流公の背中を押してあげた。

「隠れてごめんなさい。でも勉強は好きだけど、勉強ばかりじゃなくて剣の練習もしたいのです!兄上のお役に立ちたいのです!!」

強い意志を持った瞳で見つめる晏流公に、蘭瑶は一瞬たじろいだように見えたが……。

「大丈夫よ。あなたは凄く頭がいいでしょう、いつも温老師も優秀だって褒めてくださるわ。お役に立つのは何も剣だけではありませんよ」
「はい……」
蘭瑶に丸め込まれてしょんぼりとする晏流公に、夕鈴は心の中でエールを送る。

(今回はダメだったけど、これから一歩ずつ頑張ってね!青慎も今頃、人知れず 頑張ってるんだろうな)

「ところで貴方は?新しく入った方かしら……?あら、泣いているの?」
「はっはいっ夕花と申します。晏流公を見ていたら弟の事を思い出してしまいまして……。晏流公は苦手な事も努力する大切さをご存知で、素晴らしいです」
「そうなのよ、あの子はとてもいい子なの」
頬染めて嬉しそうに話す姿はどう見ても親バカで、弟大好きな夕鈴は意気投合し二人とも仲良く過ごす日々――。

ある日掃除に集中し過ぎて、すっかり陽が落ち暗くなった回廊を歩いていると何処か見覚えがある。

(ここは初めて通るはずなのに、どうして……?)

歩き続けていると明かりのついた部屋が見え、吸い寄せられるように近いていく。

「準備は着々と進んでおります。蘭瑶様はどうぞしばしご辛抱を……」
「そう……では韋良からの連絡を待つとしましょう。私達は陛下の味方と言い続けて王都に戻れる日を待つわ……そして私の宝物、晏流公が玉座に座るのを協力してくれる人達を集めて……」

(あら!これってあの時の夢と同じ?)

「すでに王宮で頼りになる協力者は得ているそうです。その方の名は――」

思わずよろけて音が出てしまう。
(あの時と同じだったのにどうしよう)

「誰だっ!!」

襖が勢いよく開くが、其処には誰もいない。
「気のせいか……」

男はそう呟き部屋に戻っていった。



つづく
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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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タイフーンです(≧∇≦)様
コメントありがとうございます(*^o^*)

バレてないシステムです(*^^*)
カウンター増えるのは嬉しいのです(((o(*゚▽゚*)o)))

今君をの続き書いてました(o^^o)
息抜きも必要かなって\(^o^)/

てことで息抜きに更新もしていきますのでよろしくお願いします!!


 


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