夕鈴成長記*番外編*〜13年越しの約束〜
※こちらのシリーズは夕鈴を幼い内から近所のお兄さんである黎翔が仕込んでいくという、メチャクチャ設定のシリーズになります。それでも大丈夫な方はこのままお進みください。

〔現パロ〕〔年齢操作有〕

設定

黎翔23歳(お父さん手伝いながら勉強中)
夕鈴16歳(高1)



「黎兄ちゃんに、着物見てもらおうと思ったの」

まだ3歳の夕鈴は、七五三の着物を着せてもらってニコニコ顔で僕に見せに来てくれた。


「黎兄ちゃんとおひな様の格好したいよ〜」


泣いて駄々を捏ね始める夕鈴。

「僕は着物持ってないからごめんね。七五三のはもうサイズが合わないから……」

可愛い夕鈴のお願いだから聞いてあげたいけど、こればっかりはどうにもならない。

「夕鈴、無理言ったらダメよ。これ食べなさい夕鈴好きでしょ」

おばさんもひなあられを差し出しながらなだめてくれるけど、だんだんと夕鈴の目に涙が浮かび駄々っ子のように泣き出してしまった――。

「じゃあ夕鈴。今は無理だけど大人になったら一緒にしよう。約束するから泣き止んで?せっかくの着物が台無しだよ。今すぐやるより後からの方がもっと嬉しくなるよ」

夕鈴を抱っこして涙を拭ってやる。

「ほんとにしてくれる?じゃあゆびきりね。嘘ついたら針千本だよ?」
「うん、嘘つかないから大丈夫だよ」

するとすぐ泣き止み、ゆびきりをしたらにこにこ夕鈴に戻った。一緒にひなあられを食べようとご機嫌だ。

「今泣いたカラスが何とやらね。黎君いつもありがとう。これからもよろしくね?」
「はい、おばさん」


***


「黎兄ちゃん、あんなに昔の約束覚えてくれてたんだね」
「夕鈴との約束を破るわけないよ」

――今日はひな祭り、お内裏様とお雛様の格好で結婚式を挙げました。




「夕鈴ごめんね?ちゃんと弁護士になってからだから早くて1年後の新婚旅行で…」
「黎兄ちゃんと一緒なら何でもいいよ。それより早くしよ?」

と首に腕を回され口づけられる。

「そんな可愛く誘われたら、今日は寝かしてあげられないね」
「望むところだよ、黎兄ちゃん」


――夜はまだ始まったばかり。
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