夕鈴成長記 *番外編* ~エイプリルフール~
※こちらのシリーズは夕鈴を幼い内から近所のお兄さんである黎翔が仕込んでいくという、メチャクチャ設定のシリーズになります。それでも大丈夫な方はこのままお進みください。

〔現パロ〕〔年齢操作有〕


設定

黎翔 24歳(弁護士)
夕鈴 17歳(もうすぐ高3)

まだ結婚2年目



暖かな日差しに照らされ目を開けると、すぐそばに愛しい妻の顔。どうやら顔を覗き込んでたようで少し驚く。

「おはよう。どうしたの?」
「おはよ。あのね、話があるから起きるの待ってたの」
いつになく神妙な面持ちの夕鈴。
(何かあったのか?まさか離婚話か!?そういえば最近夜は断られるし様子がおかしかった……)

「黎兄ちゃん……。私……」
いや、そんな事あるわけないと信じたい。
でもなんだこの間は……。
耐え切れずに夕鈴を抱き寄せ耳元で囁く。

「何?夕鈴朝からしたいの?」
静かに首を振る夕鈴。
訝しげな眼差しで見つめていると、漸く口を開いた。

「出来ちゃったみたいなの!!」
「そっか……。私以外にいい奴が……」
朝から衝撃の事実を知らされ、落ち込んでしまう。

「何の話?黎兄ちゃんは喜んでくれないのね……」
逆に落ち込む夕鈴。
(――何の事だ?)

「夕鈴他にいい男が出来たんじゃないのか?」
「何でそうなるの?黎兄ちゃん私のこと信じてなかったんだ……」
瞳を潤ませる夕鈴。
思わずぎゅっと抱きしめる。

「ごめん勘違い。夕鈴疑ってる訳じゃないけど、可愛すぎて心配なんだよ」
「もう、今出来たって言ったら赤ちゃんしかないじゃない。はい、これ」
そう言って見せられたのは、スティック状の物に窓が二つ、その窓には線が一本ずつ出ていた。

「……これは何?」
「妊娠検査薬。そしてそれ陽性反応でてるの」
「ほんとに?」
「うん」

「ありがとう夕鈴嬉しいよ!!でも学校は休学するしかないかなあ。そうなったら私も家事手伝うから言って」

「うん、黎兄ちゃん実はさ……「二人の子可愛いだろな。楽しみだな~」

――そして夕鈴を気遣い手伝う日々が始まる。


「夕鈴それ持つから貸して」
時々何か言いたげな顔をしているから、過保護だとでも言いたいんだろうけど
何かあってからじゃ遅いんだし。ここは我慢してもらおう。

「そういえばちゃんと病院行ってないよね。今すぐ行こう、一緒にね」
夕鈴を抱き上げて車に運ぼうとすると、突然夕鈴が泣き出した――。

「黎兄ちゃんごめんなさい……。本当は赤ちゃんできてないの……」
「えっ?この前の検査薬は?」
泣き続ける夕鈴を抱きしめ、ソファーに座り背中を撫でる。

「あれはこの前妊娠した近所の人に貰って来たの……。エイプリルフールに嘘つくために……。
数日前から気持ち悪いふりをして、夜も断って……。すぐ本当の事を言おうと思ったけど
黎兄ちゃんがすごく嬉しそうだったから言えなくなっちゃった。ごめんなさい……」
泣き続ける夕鈴の涙を拭ってやり、優しく話しかける。

「確かに残念だったけど、まだ夕鈴もあと一年学校があるしよかったよ。
まだ暫くは二人の時間を大切にしようね」
「黎兄ちゃん……。ありがとう大好き」
抱き付かれてそんな事言われたら元気になってくるじゃないか。

「夕鈴。嘘つくために最近断ってたんだよね……。だったらもういいよね?
これから子作りしようか?」
「黎兄ちゃんまだ朝だよ…っ」
抵抗する夕鈴の唇を塞ぎ
(まだ春休みだし動けなくなってもいいよね~)
と、心の中でほくそ笑む。

おわり
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