頂き物SS
今年の春の私の誕生日にSNSの方で頂いたBDリク話をアップさせてもらいます!

その方はもう退会されるそうでいつも楽しみにしていたいろいろなお話ももう読めなくなってしまいます><

だから頂いたSSをこちらにアップの許可を貰いました (*´-`*)

現パロのお子様三人設定のお話です。

私のリクはチューリップでした(*゚▽゚)ノ



「続きのお話」

チューリップの花言葉は.。.:*♡✿ฺ

🌷🌷🌷🌷🌷🌷🌷


あれから更に2年が経ちました

颯翔(そうしょう)と愛琳(あいりん)12歳、鵬翔(ほうしょう)6歳
鵬翔はピカピカの小学一年生です
双子たちは中学生になりました

「鵬、ランドセルが可愛いですわ!」
愛琳は、買ってきたばかりのランドセルを背負う鵬を見て目を細め鵬を抱きしめます
「や、やめろよ!」
「鵬!?」
鵬はいきなり愛琳の抱きしめる手を振り払いランドセルを落として、別の部屋へと走ってゆきました
「鵬…」
:

今まで愛琳の後ばかり追いかけて、何をするにも何処へ行くにも母親の夕鈴でなく、愛琳だけしか見なかった鵬翔が初めて愛琳の手を振り払った事に、愛琳はショックを受けました

仕方なく部屋へと戻ると颯翔が愛琳の様子がおかしいことに気づきます

「愛?どーしたの?」
「颯!私、嫌われてしまったのかもしれませんわ」
「え?誰に?」
「鵬ですわ…私の手を初めて振り払いましたの、今までこんなこと無かったのに…」

切れ長の黒目から流れる水晶のような涙を颯翔はそっと指で掬い、愛琳を胸元に引き寄せます

「大丈夫だよ、きっと反抗期に入ったんだよ
またそのうち、いつものように抱きついてくるよ!」
「そうかしら…そうね、きっとそうだわ!
颯、ありがとう!やっばり貴方に聞いてもらうと安心するわ」
愛琳は颯翔の背中へと手を回しぎゅっと抱きつきます
そんな愛琳を颯翔は、よしよしと頭を優しく撫でるのでした

けれど、二人のそんな姿を閉まっていなかったドアの隙間から覗いていた目がありました…

*:.。..。.:+・゚ ゜゚・*:.。..。.:+・゚ ゜゚・*


今日は小学校の入学式…

「だめだ!」「いやだ!」「どーして!」
朝から珀家では、言い争う声が聞こえていました

「何故、だめですの?」
「かあ様だけでいい!」
「私も鵬の入学式に行きたいのに…」
「ぜったい、だめだからな!」
「鵬…」

愛琳の悲しそうな顔を見ることもせず、鵬翔は夕鈴の手を引っ張り出てゆきました

「愛、大丈夫?」
颯翔が愛琳に優しく尋ねますが、愛琳は涙をポロポロ流すだけで返事も出来ませんでした
「愛、きっと理由があるんだよ…鵬は君の事が大好きなんだから」
愛琳は泣きじゃくりながら、こくこくと頭を振ります
分かっていると言おうとしても言葉になりません
そんな愛琳を颯翔は泣き止むまでずっと抱きしめていました


その日の夜です

「そんな事があったのか…」
夕鈴からその日あった事を聞いた黎翔は、ふと思い当たることがあって、しばらく考えていましたが…

「夕鈴、すごく心配していると思うけど大丈夫だよ、僕達の子供だ、信じよう…」
「えぇ、私達の子供ですもの、きっと大丈夫だって私も思ってますよ…」

楽しみにしていた鵬翔の入学式に出席できず、わけも分からず泣きじゃくった一日…

鵬翔が何故、愛琳を避けるようになったのか分からず、大切な愛琳に悲しい思いをさせてしまった事に自分の不甲斐なさを嘆き…

四人がそれぞれの思いを抱えて夜は明けました

次の日は颯翔と愛琳の中学校の入学式でした

少し泣きはらした目を気にして愛琳は浮かない気分です
そんな愛琳に颯翔が言います

「愛、とても似合っているよ!やっぱり君が一番素敵だ、これからの中学生活もよろしくね」
「颯…貴方がいてくれて良かった、貴方も素敵よ!私の自慢だわ」
愛琳に笑みが戻って颯翔もふわりと微笑みます

そして…

コンコン…二人の部屋のドアをノックする音です

「はい」
「おはよう、もう支度出来たのかい?」
黎翔でした…そして、その後ろにおずおずと付いてきたのは・・・鵬翔でした

「とう様!鵬…?」

「ほら、鵬…ちゃんと自分の口で、言いなさい」
黎翔に言われて鵬がもじもじしながら前に出てきました

「愛…ごめんなさい」
鵬翔はその一言を言うと、後ろに隠し持っていた桃色のチューリップを一本、愛に手渡しました
「こ、れは?」
「入学、おめでとう…ぐすっ、ごめ、うぇぇぇ〜ん!」
「鵬!」
泣きながら鵬は愛琳の元に抱きついてきました
驚く愛琳と颯翔に、黎翔が話します

「鵬はね、愛が好きで好きでたまらなくて、だけど、ランドセルを背負った自分を可愛い可愛いって言うから、入学式に来たら沢山のランドセルを背負った皆に可愛いって言うだろうからって…それが嫌だったみたいだよ」
「えぇ?」
「自分だけを見ていてほしかったんだよ
入学する少し前に、僕が仕事で遅く帰った夜に顔を見ようと鵬の部屋に行ったらまだ起きてた事があってね
その時に、愛を取られたくないって相談を受けてね…
どうすればいい?って聞くから、じゃあ入学式にお花をプレゼントしたらどうだい?って言ったらお花代を貸してくれって
大きくなったら返すからって約束してね」
「鵬が…」
「可愛いよね、まだ小学一年生だからね」
「可愛いって言うな!」
黎翔の話に鵬が真っ赤になって言います
「愛は僕のだから!颯にだって渡さないから!今に颯より大きくなって愛を抱きしめてあげるんだ!」

どうやら、開いたドアの隙間から覗いていたのは鵬翔のようでした

「くっくっく!颯、強力なライバル登場だな」
「ほんとだね、うかうかしてられないや」

そして、愛琳は…

「もう!鵬ったら!私、嫌われたのかと思ってましたわ!
もう、鵬ったら…
ありがとう…チューリップ、綺麗な色ね」
花と一緒に鵬を思いっきり抱きしめます

そんな愛を見て黎翔がそっと耳打ちします


「愛、花言葉は『愛の芽生え』って言うそうだよ」…
「///」

ドアの向こうでは夕鈴が幸せな気持ちに包まれていました.。.:*♡✿ฺ

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